先に結論
JMAA認定M&Aアドバイザー(CMA)の取得には、養成講座198,000円(税込・修了試験料込)に加え、入会金33,000円と月額会費11,000円/月(いずれも税込・会費は一年分を一括前払い。日本M&Aアドバイザー協会の公式ページ、2026-10-10確認)がかかります。取得の入口は「講座+修了試験」と「実務経験者としての協会の審査」の2つ。資格は一般財団法人日本M&Aアドバイザー協会の正会員に付与されるため、会員でいる間ずっと費用が発生します。
この記事の結論
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JMAA認定M&Aアドバイザーは試験の合格そのものではなく、正会員への入会に紐づいて付与される。公式の流れは「養成講座の受講と修了試験」→「理事会の審査を経た正会員入会」→「資格付与と認定証書の発行」の3段階。
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JMAA認定M&Aアドバイザーの費用は取得時の講座198,000円(税込・修了試験料込)と、入会金33,000円(税込・入会時のみ)、月額会費11,000円/月(税込)。日本M&Aアドバイザー協会の3ページで表記は一致している(2026-10-10確認)。
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JMAAの会費は入会時に一年分を一括で支払い、「途中退会した場合でも会費をお返しすることはいたしません」と明記されている。割引を織り込まない初年度は363,000円、2年目以降は年132,000円、5年の累計は891,000円が目安(公式ページの金額による本記事の試算)。
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JMAA認定M&Aアドバイザーは、すでにM&A仲介・アドバイザーの実績がある場合、講座を受けずに協会の審査(インタビュー、面談などケースに応じて)で入会できる道が公式のよくある質問に示されている。
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JMAAの2週間以内の申込みに対する割引は、公式ページによって条件の書き方が違う。金額に直結するため、本記事では割引後の総額を確定させず、両方の記載をそのまま示す。
JMAA認定M&Aアドバイザーはどうすれば取得できる?(最終確認日:2026-09-17)
JMAA認定M&Aアドバイザー(CMA)は、M&A実務スキル養成講座(198,000円、税込・修了試験料込)の修了試験に合格するか、実務経験者として協会に特別に認定されたうえで、理事会の審査を経て一般財団法人日本M&Aアドバイザー協会の正会員に入会すると付与されます(日本M&Aアドバイザー協会 資格取得までの流れ・JMAA正会員について、2026-09-17確認)。
| ステップ | 公式ページの記載 | 判断のポイント |
|---|---|---|
| Step1 | 「M&A実務スキル養成講座を受講」/「修了試験を実施します」 | 受講料198,000円(税込)に修了試験料が含まれる |
| Step2 | 「規程の入会資格を満たすことを前提とし、理事会の審査後、JMAA正会員としての入会を認めます」 | 修了試験の合格だけでは完結せず、審査を経る |
| Step3 | 「協会より『JMAA認定M&Aアドバイザー』を付与し、認定証書を発行します」 | 資格付与は正会員に与えられるものの一つ |
日本M&Aアドバイザー協会が公式に示す正会員の入会資格は、次の2通りです(JMAA正会員について)。1つは「『M&A実務スキル養成講座』を受講し修了試験に合格した者」、またはその在籍法人・団体で「M&Aアドバイザーとしての業務を行うことが決定している者」。もう1つは「既にM&Aアドバイザーとしての実務を経験しており、日本M&Aアドバイザー協会が特別に認定した者」またはその在籍法人・団体です。つまり実績のある実務家には講座を経由しない入口があり、未経験者は講座と修了試験が入口になります。
日本M&Aアドバイザー協会のよくある質問(2026-09-30確認)では、「JMAA認定M&Aアドバイザー資格試験」に合格できなかった場合について「次回の『M&A実務スキル養成講座』後に実施されるJMAA認定M&Aアドバイザー資格試験だけを受験していただくことになります」と案内されています。講座を受け直す必要はない、と読めます。
日本M&Aアドバイザー協会の公式サイトでは、試験と講座の呼び方がページによって揺れています。講座のページは「修了試験」、よくある質問は「JMAA認定M&Aアドバイザー資格試験」。講座名も「M&A実務スキル養成講座」と「M&Aアドバイザー開業・養成講座」の両方の表記があります。いずれも同じ講座・同じ試験を指すと読めますが、申込み時は名称ではなく開催日と金額で突き合わせるほうが安全です。
法人・団体としてJMAA正会員になる場合、日本M&Aアドバイザー協会のよくある質問では「全員が受講する必要はございません」「御社内でM&A関連業務が円滑に行えるように考慮し、適宜受講してください」と案内されています。
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JMAAのM&A実務スキル養成講座は何をどれだけ学ぶ?(最終確認日:2026-10-10)
日本M&Aアドバイザー協会のM&A実務スキル養成講座は、約7時間の事前動画視聴と半日(13:00–17:00)の教室研修で第1章〜第5章を学ぶ講座で、受講料は1人198,000円(税込、修了試験料込)です(日本M&Aアドバイザー協会 M&A実務スキル養成講座のページ、2026-10-10確認)。
| 項目 | 内容(公式ページより) |
|---|---|
| 受講料 | 「お1人様 198,000円(税込、修了試験料込)」 |
| 形式 | 「7時間の事前動画視聴+半日間の教室開催研修の形式」 |
| 教室研修の時間 | 13:00 – 17:00 |
| 開催地 | 東京(四ツ谷ビジネススクエア内)/大阪(本町倶楽部内)/名古屋(株式会社フォーナレッジ) |
| カリキュラム | 第1章 M&Aアドバイザーとは/第2章 M&A概論/第3章 バリエーションとDD/第4章 M&Aの実務手順/第5章 M&Aアドバイザリー業務のはじめ方 |
| 想定する受講者 | 「M&Aアドバイザーとして独立開業を目指す方」「企業内でM&A部門を立ち上げる責任者や実務担当者」「自社、もしくは自身でこれからM&A(売却・買収)を実践する方」 |
| 申込みと支払い | 申込フォームから申込み後、請求書を受け取り1週間以内に振込 |
| 修了試験 | 「本講座終了後に、修了試験を実施します」 |
M&A実務スキル養成講座の表示時間の合計は、動画約7時間と教室の13:00–17:00から単純計算した4時間で、11時間程度です(公式ページの表示から本記事が計算)。ただしこれは講座の拘束時間であり、事前・事後にどれだけ学習が要るかは公式ページに書かれていません。受講料198,000円(税込、公式ページ)に何が含まれるかを時間数だけで測ることはできない、という前提で見積もってください。講座型の資格を横断して比べたい場合はM&A資格の講座・スクールの選び方を参照してください。
JMAA認定M&Aアドバイザーの取得と維持にはいくらかかる?(最終確認日:2026-10-10)
JMAA認定M&Aアドバイザーの費用は、割引を見込まない場合で初年度363,000円(講座198,000円+入会金33,000円+会費1年分132,000円、いずれも税込)、2年目以降は年132,000円で、5年の累計は891,000円です(日本M&Aアドバイザー協会 JMAA正会員について・M&A実務スキル養成講座、2026-10-10確認)。
| 項目 | 金額(税込) | 条件 |
|---|---|---|
| M&A実務スキル養成講座 | 198,000円 | 修了試験料を含む |
| 入会金 | 33,000円 | 入会時のみ(2週間以内の申込みに対する割引の扱いは下記) |
| 月額会費 | 11,000円/月 | 「入会時に一年分を一括してお支払ください」 |
| 月会費(従業員30名以上の組織) | 33,000円/月(税抜30,000円) | 認定資格のページのみに記載のある区分 |
| 会費の返金 | なし | 「途中退会した場合でも会費をお返しすることはいたしません」 |
| 初年度(割引を見込まない場合) | 363,000円 | 講座198,000円+入会金33,000円+会費132,000円 |
| 2年目以降 | 132,000円/年 | 月額会費11,000円×12か月 |
| 5年間の累計(割引を見込まない場合) | 891,000円 | 初年度363,000円+4年分528,000円 |
| 講座を経由せず審査で入会する場合の初年度 | 165,000円 | 入会金33,000円+会費132,000円(講座費が不要なため) |
日本M&Aアドバイザー協会のよくある質問(2026-09-30確認)には、同じ金額が税抜表記で「入会金・・・30,000円(税抜、入会時のみ)月額会費・・・10,000円/月(税抜)」と記載されています。税込表記と税抜表記の差であり、金額の食い違いではありません。会費は個人・企業/団体の別で変わらないとも案内されています。
JMAAの月会費の見え方は、ページによって異なります。正会員の案内ページが示すのは「月額会費・・・11,000円/月(税込)」の一本値ですが、認定資格のページには「月会費 10,000円(税抜)又は、30,000円(税抜、従業員30名以上の組織)」と組織規模による区分が書かれています。従業員30名以上の組織が該当する場合、年額は税込で396,000円となり(認定資格のページの区分から計算)、費用表の132,000円とは3倍の開きが出ます。自社がどちらの区分かは、申込み前に協会へ確認してください。費用表の累計額は、区分の記載がない個人・小規模の前提で計算しています。
JMAAの早期申込みの割引についても、2つのページで条件の書き方が異なります。正会員の案内ページ(JMAA正会員について)は入会金を「33,000円(税込、入会時のみ:ただし、M&Aアドバイザー養成講座受講修了2週間以内は無料)」と書き、無料になるのは入会金だけと読めます。一方、認定資格のページ(会員制度・資格制度)は「修了試験ご案内日より2週間以内のお申し込み頂く場合に限り、入会金及び月会員費3カ月が無料となります。(63,000円相当)」として、対象を入会金と月会員費3か月、起算点を修了試験の案内日としています(いずれも2026-10-10確認)。割引後にいくら支払うかは、どちらの条件が適用されるかで変わります。本記事では割引を見込まない金額を費用表に載せ、割引後の総額は確定させていません。申込み前に、適用条件と起算日、そして一年分一括の初回請求額を協会へ確認してください。
JMAAの月額会費は、資格の維持費だけを指すものではありません。日本M&Aアドバイザー協会が公式に挙げる正会員の内容には、セミナー・講座への優先招待と割引、成約サポート制度、M&A案件情報DBの共有、実践的書式のダウンロード、専門家紹介などが含まれ、資格付与はその一つとして並んでいます。つまり年132,000円(月額会費11,000円×12か月、JMAA正会員についてのページ)は資格の値段ではなく、会員サービス一式の値段で、資格はそこに含まれます。会費に見合うかどうかは、案件情報や成約サポートを実際に使う立場かどうかで決まります。
JMAA認定M&Aアドバイザーは検定型のM&A資格と何が違う?(最終確認日:2026-10-10)
JMAA認定M&Aアドバイザーは、取得時に講座198,000円+入会金33,000円(税込)がかかり、会員でいる間は月額会費11,000円(税込)が続く会員型の資格で、受験料5,500円・7,700円(税込)の1回で完結する金融業務3級・2級 事業承継・M&Aコースとは費用の構造が違います(日本M&Aアドバイザー協会・金融財政事情研究会の公式ページ、2026-10-10確認)。
| 資格 | 運営者 | 取得時の費用(税区分は各セルに記載) | 維持費用に関する公式の記載 | 取得の方式 |
|---|---|---|---|---|
| JMAA認定M&Aアドバイザー(CMA) | 一般財団法人日本M&Aアドバイザー協会 | 講座198,000円+入会金33,000円(いずれも税込。早期申込みの割引あり・条件は下記) | 月額会費11,000円/月(税込)。一年分を一括、途中退会でも返金なし | 講座+修了試験+理事会の審査+正会員入会 |
| 事業承継・M&Aベーシック(金融業務3級 事業承継・M&Aコース) | 一般社団法人金融財政事情研究会 | 5,500円(税込) | 種目別ガイドに会費・更新の記載なし | CBT・四答択一式50問・100分・60点以上 |
| 事業承継・M&Aエキスパート(金融業務2級 事業承継・M&Aコース) | 一般社団法人金融財政事情研究会 | 7,700円(税込) | 種目別ガイドに会費・更新の記載なし | CBT・四答択一式30問+総合問題10題・120分・70点以上 |
| M&Aシニアエキスパート | 一般社団法人金融財政事情研究会 | 143,000円(税込。受講料132,000円〈通常価格〉+認定試験受験料11,000円。M&A支援機関協会会員等は92,400円、BATONZパートナープログラム会員は105,600円の特別価格) | 案内ページに有効期限・更新の記載なし | 受講資格を満たした人が養成スクールを受講し認定試験 |
| M&Aスペシャリスト | 一般社団法人日本経営管理協会(JIMA) | 検定試験料11,000円(消費税込み)。資格の付与には入会費用(スペシャリスト会員は入会金・資格審査料・資格認定料で計38,000円。検定試験料11,000円はその内数で、確認したページに税区分の記載なし)。任意の資格取得支援講座は受講料77,000円(消費税込み、検定試験料と合わせた公式表記は88,000円) | スペシャリスト会員の年会費33,000円(確認したページに税区分の記載なし) | 検定試験(受験資格の制限なし)に合格→入会申請→資格審査委員会の審査を経て入会と同時に付与。講座の受講は受験の条件として記載なし |
| 中小M&A支援資格制度(仮称・正式名称未公表) | 未公表 | 未公表 | 登録継続期間は「3~5年を想定」、更新時に「更新講習の修了」を課す案(2026年7月21日の検討会資料、2026-09-30確認) | 検討中 |
JMAA認定M&Aアドバイザーと検定型の費用差は、5年単位で見るとさらに開きます。CMAは会員でいる限り費用が積み上がる設計で、割引を見込まなければ5年で891,000円です(日本M&Aアドバイザー協会の公式ページの金額による試算)。一方、検定型の事業承継・M&Aエキスパートは7,700円(税込、金融財政事情研究会 種目別ガイド)の一度きりで、種目別ガイドに会費や更新の記載はありません。ただしCMAと事業承継・M&Aエキスパートを並べても、同じものを比べたことにはなりません。891,000円は案件情報DBや成約サポートを含む会員サービス5年分の対価で、7,700円は試験1回の受験料だからです。判断すべきは「資格の値段が高いか」ではなく「会員サービスを5年使う場面が自分にあるか」になります。なお会員型以外の資格でも維持費の設計は同じではありません。M&Aスペシャリストは会員資格とセットのためスペシャリスト会員の年会費33,000円(日本経営管理協会「入会について」のページに税区分の記載なし、2026-10-10確認)が続きますが、M&Aシニアエキスパートは受講料と受験料で完結し、案内ページに会費や更新の記載はありません。取得時費用の横断比較はM&A資格の費用、資格の全体地図はM&A資格の一覧・体系マップにまとめています。
JMAA認定M&Aアドバイザーは中小M&A資格試験と関係がある?
JMAA認定M&Aアドバイザーは、中小企業庁が創設を目指している中小M&A支援資格制度(仮称)とは、制度の設計主体も位置づけも別の民間資格です。2026年7月21日の検討会(第5回)資料2では、「資格試験実施団体による設計・実施等を念頭に置きつつ」とされ、試験合格後の登録と更新管理のプロセスを併せて運用する方向が示されています。同資料では登録継続期間が「3~5年を想定」とされ、登録時の要件として「登録講習の修了」、更新時の要件として「更新講習の修了」が挙げられています。講習の内容は「M&A実務」「倫理・行動規範」を中心に、E-learning等の形式が想定されています。いずれも検討中の案であり、正式名称・試験日・受験料・受験資格は2026年10月9日時点で未公表です(試験の実施を受託する事業者は株式会社銀行研修社に決定、2026年5月1日公表)。
既存の民間資格に免除や優遇を与えるという記載は、2026年9月30日時点で確認できた公表資料の範囲では見当たりません。したがってCMAを取得しても新資格が有利になるとは言えません。ただし新資格の側も更新講習を要件とする案である以上、取得後に費用と時間が続く点は共通します。新資格の最新状況は本体サイトの試験情報で確認できます(当メディア運営者が提供するサービスです)。新資格側の登録・更新の設計は中小M&A資格の登録制度と更新で整理しています。
M&A支援機関登録制度の登録要件として特定の民間資格が求められているわけではありません。登録と資格の関係はM&A支援機関登録制度と資格の関係を参照してください。
JMAA認定M&Aアドバイザーはどんな人に向いている?
JMAA認定M&Aアドバイザーは、案件情報の共有や成約サポートなどの会員サービスを実際に使い、月額会費11,000円(税込、日本M&Aアドバイザー協会 JMAA正会員について、2026-10-10確認)を払い続ける見込みがある人に向いています。
- 向いている人:M&Aアドバイザーとして独立開業を目指し、案件情報の共有や成約サポートといった会員サービスを実際に使う予定がある方
- 向いている人:社外に助言者として看板を出す立場で、所属団体の名称を対外的な説明材料にしたい方
- 向いている人:すでにM&A仲介・アドバイザーの実績があり、講座を経由せず審査で入会できる可能性がある方
- 向いている人:法人・団体として入会し、公式に「全員が受講する必要はございません」と案内されている点を活かして受講者を絞れる方
- 向いていない人:まず基礎知識を証明したいだけの段階の方(金融業務3級5,500円・2級7,700円〈税込、金融財政事情研究会 種目別ガイド〉の検定型から入る方が費用の無駄が出ません)
- 向いていない人:会費の発生する期間に対して、案件情報や成約サポートを使う見込みが立っていない方
- 向いていない人:案件データベースの閲覧だけが目的の方(公式のよくある質問で、正会員は「原則、M&Aアドバイザーの業務をしていることが前提」と案内されています)
- 向いていない人:一度の支払いで完結する資格を探している方
- 向いていない人:従業員30名以上の組織に所属し、会費区分を確認しないまま11,000円/月の前提で予算を組もうとしている方(認定資格のページには従業員30名以上の組織の区分が記載されています)
注意点・よくある失敗
- 講座料198,000円だけで予算を組み、月額会費11,000円/月(税込、JMAA正会員についてのページ)を別枠で見落とす。
- 早期申込みの割引を無条件のものと思い込む(適用範囲と起算点の書き方が公式ページ間で異なります)。
- 年度途中でやめれば会費が止まると考える(一年分一括払いで、「途中退会した場合でも会費をお返しすることはいたしません」と明記されています)。
- 会費が月払いできる前提で資金繰りを組む(入会時に一年分を一括して支払うと案内されています)。
- 修了試験に合格すれば自動的に資格が付与されると考える(理事会の審査を経た正会員入会が前提です)。
- 資格の有効期限や退会後の扱いを確認しないまま長期の見積もりを立てる(確認できた公式ページに記載がありません)。
- CMAを持っていれば中小M&A支援資格制度の登録講習が免除される、といった説明を社内資料に書く(そうした公表資料は確認できていません)。
JMAAは職業倫理について何を示している?
日本M&Aアドバイザー協会(JMAA)は2026年2月17日付の公式ステートメントで、M&Aは目的ではなく手段であること、仲介とアドバイザリーのどちらの方式を採るかの決定権はクライアントにあること、アドバイザーの立場が変わる場合には明確な説明と合意が必要であること、M&Aの中止も合理的な選択肢であることを挙げています。売り手との契約時点で仲介を前提にする進め方や、買い手の紹介を仲介方式の条件のように示す進め方を、方式の優劣ではなく説明責任と職業倫理の問題として扱う、という立場です。
JMAAの公式ステートメントの論点は、中小M&A支援資格制度の登録講習で「倫理・行動規範」が中心に据えられている方向(中小企業庁 検討会第5回資料2)と重なります。資格を取るかどうかを決める前でも、仲介と助言のどちらで契約するかは目の前の案件で問われます。中小M&Aガイドラインを起点とした学び方は中小M&A資格の倫理・行動規範の学び方にまとめています。仲介とFAの立場の違いそのものはM&A仲介・アドバイザーの資格事情で整理しています。
よくある質問
JMAA認定M&Aアドバイザー(CMA)は国家資格ではなく、一般財団法人日本M&Aアドバイザー協会(2010年8月設立)が正会員に付与する民間の認定です。M&Aの業務そのものを独占する国家資格は、2026年10月10日時点で存在しません。
JMAA認定M&Aアドバイザーの費用は、日本M&Aアドバイザー協会の公式ページの表記では、M&A実務スキル養成講座が198,000円(税込・修了試験料込)、入会金が33,000円(税込・入会時のみ)、月額会費が11,000円/月(税込)です(2026-10-10確認)。会費は入会時に一年分を一括して支払い、途中退会しても返金はないと案内されています。割引を見込まない初年度は363,000円、2年目以降は年132,000円が目安です(公式ページの金額による試算)。早期申込みの割引は公式ページによって条件の書き方が違うため、適用後の金額は協会にご確認ください。
JMAA認定M&Aアドバイザーについて、日本M&Aアドバイザー協会の公式のよくある質問では「既にM&A仲介、アドバイザーの実績がある方は、当協会による審査(インタビュー、面談などケースに応じて)でご入会いただけることが可能です」と案内されています(2026-09-30確認)。実績がない場合は、養成講座の受講と修了試験の合格が入口になります。
JMAAの修了試験に落ちた場合について、日本M&Aアドバイザー協会の公式のよくある質問では「次回の『M&A実務スキル養成講座』後に実施されるJMAA認定M&Aアドバイザー資格試験だけを受験していただくことになります」と案内されています。講座を受け直す前提ではない、という読み方になります。
JMAA認定M&Aアドバイザーの認定資格のページには「登録料 正会員費用に含まれる」「年間費 正会員費用に含まれる」と書かれており、別建ての更新料は見当たりません。有効期限や更新要件に関する記載は、確認できた公式ページにはありませんでした。資格は正会員に付与されるものとされ、会費は一年分一括で「途中退会した場合でも会費をお返しすることはいたしません」と明記されています。退会後に資格の呼称がどう扱われるかまでは記載を確認できていないため、申込み前に協会へ直接確認することをおすすめします。
JMAA認定M&Aアドバイザーと検定型の資格のどちらを先に取るかは、目的で分かれます。独立開業や社外への助言を前提に、案件情報や成約サポートまで含めて使うならCMA、知識の到達点をまず低コストで確認したいなら5,500円・7,700円(税込、金融財政事情研究会 種目別ガイド)の検定型が入口になります。費用の桁が違うため、順序を迷う場合は検定型を先に受けて現在地を測ってから判断しても遅くありません。講座受講が前提の資格全体の比較はM&Aシニアエキスパートの費用と受講資格もあわせてご覧ください。
一次資料・参考資料
- 公式情報日本M&Aアドバイザー協会 JMAA認定M&Aアドバイザー(CMA)資格取得までの流れ確認日:
- 公式情報日本M&Aアドバイザー協会 M&A実務スキル養成講座確認日:
- 公式情報日本M&Aアドバイザー協会 JMAA正会員について(入会資格・入会金・月額会費)確認日:
- 公式情報日本M&Aアドバイザー協会 JMAA認定資格について(資格の種別・登録料・年間費・月会費の区分)確認日:
- 公式情報日本M&Aアドバイザー協会 よくある質問確認日:
- 公式情報日本M&Aアドバイザー協会 協会組織概要確認日:
- 公式情報日本M&Aアドバイザー協会 公式ステートメント M&A支援における立場と職業倫理について(2026年2月17日・2026-09-30確認)確認日:
- 公式情報金融財政事情研究会 種目別ガイド 金融業務2級 事業承継・M&Aコース確認日:
- 公式情報金融財政事情研究会 種目別ガイド 金融業務3級 事業承継・M&Aコース確認日:
- 公式情報金融財政事情研究会 第103回・第104回 M&Aシニアエキスパート養成スクール(認定講座)・認定試験確認日:
- 公式情報金融財政事情研究会 KINZAI Webアカデミー M&Aシニアエキスパート確認日:
- 公式情報日本経営管理協会 M&Aスペシャリスト確認日:
- 公式情報日本経営管理協会 入会について(入会費用・年会費)確認日:
- 一次資料中小企業庁 中小M&A市場の改革に向けた検討会(第5回)資料2(2026年7月21日・2026-09-30確認)確認日:
- 一次資料中小企業庁 中小M&Aガイドライン(第3版)確認日:
- 一次資料中小企業庁 中小M&A資格試験実施事業 委託先の採択結果(2026年5月1日・2026-09-30確認)確認日:
更新・訂正履歴
- 最終確認
記載の数値・制度情報を、一次資料・公式情報で確認しました。
- 初回公開
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