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M&Aシニアエキスパートの難易度と合格率は? 受ける前の判断表

先に結論

M&Aシニアエキスパートの難しさは試験の点数より手前にあり、受講資格6ルートに該当するか・約500ページの講義資料を13週間で修了できるか・企業評価と会計・税務に対応できるかで決まります。認定試験は四答択一式50問・120分・100点満点で60点以上が合格基準です(金融財政事情研究会、2026年10月22日確認)。合格率と受験者数は、同会とCBT-Solutionsの公式ページに掲載がありません(2026年10月22日・10月18日確認)。まず判断表で自分の関門を確かめてください。

この記事の結論

  1. 01

    合格基準は100点満点で60点以上(Web版の認定試験・CBT方式)。数字だけなら金融業務2級(70点以上)より低いが、受けられるのは受講資格を満たし、講義を修了した人だけ。

  2. 02

    合格率・受験者数は、金融財政事情研究会のKINZAI Webアカデミー M&Aシニアエキスパートのページと第103回・第104回の会場版案内に掲載がない(2026-10-22確認)。同会の事業承継・M&Aの案内とCBT-Solutionsの試験ページにも掲載がない(2026-10-18確認)。出所のない数値で難易度を判断しない。

  3. 03

    難しさは4つに分解できる。受講資格のハードル、講義量、合格基準と時間配分、出題領域の広さ(実務・法務・企業評価・会計・税務)。

  4. 04

    判断の分かれ目は「企業評価・会計・税務」と「法務実務・PMI」のどちらを未学習で抱えているか。両方が初見なら、13週間の利用期間をまるごと使う前提で組む。

  5. 05

    受講資格がない場合は、試験の難易度以前に申し込めない。検定から入る道は金融業務2級 事業承継・M&Aコースで、3級の合格は受講資格にならない。

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M&Aシニアエキスパートの合格率は公表されている?(最終確認日:2026-10-22)

M&Aシニアエキスパートの合格率は、金融財政事情研究会(2026-10-22確認)とCBT-Solutions(2026-10-18確認)の確認した公式ページのいずれにも掲載されていません。受験者数・合格者数も同じく掲載がありません。確認したページと、そこで代わりに確認できる数値は次のとおりです。

M&Aシニアエキスパートの合格率の掲載状況と、代わりに確認できる数値(金融財政事情研究会のKINZAI Webアカデミーと第103回・第104回の案内は2026-10-22確認、同会の事業承継・M&AとCBT-Solutionsは2026-10-18確認)
確認したページ合格率・受験者数代わりに確認できる数値
金融財政事情研究会 KINZAI Webアカデミー M&Aシニアエキスパート掲載していない(2026-10-22確認)四答択一式50問・120分間・100点満点で60点以上
金融財政事情研究会 第103回・第104回 M&Aシニアエキスパート養成スクール掲載していない(2026-10-22確認)会場の認定試験は四答択一式 計50題・120分。合格基準の記載なし
金融財政事情研究会 事業承継・M&A掲載していない(2026-10-18確認)M&Aシニアエキスパートはプロフェッショナル編の位置づけ
CBT-Solutions 受験者ポータル M&Aシニアエキスパート Web講義+認定試験(CBT方式)掲載していない(2026-10-18確認)1問2点で100点中60点以上が合格。即時判定

合格率の代わりに判断材料にできるのは、試験の線と受講前の関門です。合格基準の60点は1問2点の50問で30問の正解にあたり、120分÷50問で1問あたり2.4分です(CBT-Solutions・KINZAI Webアカデミーの数値から本記事が計算)。そのうえで、受講資格の6ルートと全講義の修了という関門を通った人だけが受験します。出所のない合格率を探すより、次の節の4つの関門で自分がどこに引っかかるかを見るほうが判断が早くなります。

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受講料と受験料で143,000円(受講料は通常価格)かかる講座に申し込む前に、20問に答えて4科目それぞれの結果を見ておくと、13週間の講義のどこに時間を寄せるかを決める材料になります(当メディア運営者が提供する無料サービスです)。

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難しさの正体を4つに分解する(最終確認日:2026-10-22)

「M&Aシニアエキスパートは難しいか」という問いには、合格率という1つの数字では答えられません。公式ページに数字がないうえ、この認定は講座とセットで、試験の前に複数の関門があるためです。

M&Aシニアエキスパートの4つの関門と公式の案内で確認できること(金融財政事情研究会。Web版は同会のKINZAI Webアカデミー、会場版3日間は同会の第103回・第104回の案内、いずれも2026-10-22確認)
関門公式の案内で確認できること難しさの中身
1. 受講資格6つのルートのいずれかに該当すること(事業承継・M&Aエキスパート認定者/事業承継シニアエキスパート認定者(試験合格者)、弁護士・税理士・公認会計士・司法書士、銀行・信用金庫・信用組合・証券会社・生命保険会社で法人営業経験5年以上かつ現在も在籍中、会計事務所等で5年以上の実務経験かつ現在も在籍中、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、一般社団法人M&A支援機関協会会員役職員)該当しなければ申し込めない。経験年数のルートは「現在も在籍中」まで求められる
2. 講義量Web版は紙の講義資料(約500ページ)と録画講義。利用可能期間は利用開始日(決済完了日)から13週間(91日間)。会場版は3日間、各日10:00〜18:00すべての講義視聴を修了しないと認定試験を受けられない。視聴の消化そのものが条件
3. 合格基準と時間四答択一式50問、試験時間120分、100点満点で60点以上の正解1問あたりの時間は約2.4分。択一だが、企業評価・会計・税務の論点を120分で処理する
4. 出題領域カリキュラムはM&A実務1(総論・倫理規程・マネジメントインタビュー・案件化)、M&A実務2(マッチング・法務実務・PMI・ケーススタディ)、M&A評価、会計・税務(企業評価概論・演習・会計・税務・組織再編手法・税制)実務・法務・数字の3系統にまたがる。業務で触れていない系統が1つでもあると、そこが山になる

合格基準の60点以上は「低いハードル」ではなく「受講資格と講義を通過した人どうしの線」です。この記事はM&Aシニアエキスパート1つに絞り、「自分が今受けて大丈夫か」の判断に使える形にしています。合格基準を資格横断で比べた整理はM&A資格の難易度を合格基準で比べる、同じ金融財政事情研究会の事業承継シニアエキスパート側の難易度は事業承継シニアエキスパートの難易度、2種の位置関係はシニアエキスパート2種の違いで扱っています。

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今の実力で受けて大丈夫か:立場別の判断表

金融財政事情研究会は、KINZAI Webアカデミー M&Aシニアエキスパートのページに学習時間の目安を掲載していません(2026-10-22確認)。そこで、時間ではなく「どの領域が未学習で残るか」で判断を分けました。

立場別に見た受講資格の該当と未学習で残りやすい領域(受講資格6ルートは金融財政事情研究会Web版・2026-10-22確認、金融業務2級・3級の記載は同会の種目別ガイド・2026-10-09確認。判断の目安は本記事による整理)
あなたの今受講資格未学習で残りやすい領域判断の目安
税理士・公認会計士で、企業評価や財務の実務がある該当(士業)M&A実務2の法務実務・PMI、倫理規程と自主規制ルール申し込んでよい。法務・PMIの講義に時間を寄せる
弁護士・司法書士で、契約・法務の実務がある該当(士業)企業評価概論と演習、M&A会計・税務、組織再編税制申し込んでよい。数字の領域を最後に詰め込まない計画にする
金融機関の法人営業5年以上、現在も在籍中該当(在籍ルート)企業評価と法務の両方が体系的には初見になりやすい申し込めるが、13週間をまるごと使う前提で組む
金融業務2級 事業承継・M&Aコースに合格済み該当(認定者)案件化・マネジメントインタビュー・企業評価の演習申し込んでよい。2級は税制・法制の知識、シニアは案件実務と評価が中心で、重なりは一部
事業会社のM&A担当・コンサルタント(士業資格なし)勤務先が一般社団法人M&A支援機関協会の会員か、1級ファイナンシャル・プランニング技能士なら該当該当する場合は企業評価の演習と法務実務まず6ルートの該当を確認する。いずれにも当たらなければ金融業務2級(受験料7,700円・税込、2026-10-09確認)で認定者ルートを作るところから
金融機関勤務だが法人営業が5年未満、または退職済み在籍ルートは該当しない。勤務先がM&A支援機関協会会員なら別ルートで該当該当する場合は企業評価と法務の両方先に勤務先の協会会員資格を確認する。該当しなければ金融業務2級の合格で認定者ルートを作る
金融業務3級 事業承継・M&Aコースだけ合格該当しない—3級の合格は受講資格にならないと公式に明記されている。2級が次の一手
国の新しい中小M&A資格試験が本命立場による—別の制度で、新試験の受験資格は未公表。シニアエキスパートの認定で免除・優遇される記載は見当たらない。先に新試験の4科目で現在地を測る

判断表で「申し込める」側に入った方でも、領域によって準備の重さは変わります。どの領域が弱いかを先に知っておくと、講義のどこに時間を寄せるかが決まります。新しい国の試験が想定する4科目(M&A実務/財務・税務/法務/倫理・行動規範)は、シニアエキスパートのカリキュラムと扱う領域の名前が重なるため、無料の20問診断で当たりをつける方法があります(当メディア運営者が提供する無料サービスです)。シニアエキスパートの試験問題ではない点は、前提として押さえてください。

04

費用と時間の積み上げ(最終確認日:2026-10-22)

難易度は「どれだけの費用と時間を払って関門を越えるか」でもあります。

M&Aシニアエキスパート(Web版)の費用と期間の積み上げ(単位:円、10%消費税込。金融財政事情研究会Web版の金額は2026-10-22確認、金融業務2級の受験料は同会の種目別ガイド・2026-10-09確認、会場版の拘束は同会の第103回・第104回の案内・2026-10-22確認)
項目金額・期間根拠
Web講義受講料通常価格132,000円(10%消費税込)Web版の案内。会員特別価格はM&A支援機関協会会員等が92,400円、BATONZパートナープログラム会員が105,600円
認定試験受験料(CBT方式)11,000円(10%消費税込)金融財政事情研究会 KINZAI Webアカデミー M&Aシニアエキスパートの案内(2026-10-22確認)
受講資格がすでにある場合の合計143,000円通常価格132,000円+11,000円
2級から受講資格を作る場合の合計150,700円金融業務2級の受験料7,700円を加算(2027年4月1日以降の受験申込は8,250円で、合計151,250円。金融財政事情研究会 種目別ガイド、2026-10-18確認)
Web版の講義を受けられる期間利用開始日(決済完了日)から13週間(91日間)修了せずに超えると再度受講申込(有料)が必要
Web版の受験可能期間受験申込日の3日後から、当初受験申込日の1年後まで修了後に申し込む
会場版の拘束平日3日間(10:00〜18:00)+翌土曜の試験(10:00〜12:00)金融財政事情研究会 第103回・第104回の案内(2026-10-22確認)

勉強時間の目安は公式ページに掲載がないため、本記事も時間数は出しません。公表されている講義資料の量と13週間の週割りはM&Aシニアエキスパートの勉強時間で扱っています。

05

申し込む前の準備度チェックリスト

次の7項目のうち、いくつ当てはまるかを数えてください。

  • 受講資格の6ルートのどれに該当するかを、ルート名で言える
  • 13週間(91日間)のうち、動かせない繁忙期がどこに入るかを把握している
  • 企業評価(会社の価値をどう算定するか)の考え方を、業務か学習で一度は扱ったことがある
  • M&Aの手法ごとに、契約・手続(法務)と課税(税務)のどこが変わるかを説明できる
  • 組織再編(合併・会社分割など)の手続や税制に、少なくとも用語レベルで触れたことがある
  • M&A支援機関協会の倫理規程や自主規制ルールの概要に、目を通したことがある
  • 120分で択一50問を解く練習(模擬問題や検定の問題集)を、時間を計ってやったことがある

5つ以上当てはまれば、講義を消化しながら試験に備える流れで進めやすい状態です。3〜4つなら、当てはまらなかった項目に対応する講義(企業評価・法務・倫理など)に時間を寄せる計画を、申込の前に立てておくと無理が出にくくなります。2つ以下なら、受講資格の確認と、未学習の領域の洗い出しを先に済ませてから決済日を決める方が安全です。

このチェックリストは自己申告なので、「触れたことがある」と答えた領域が実際に解けるかどうかまでは分かりません。空欄だった領域と、当てはまると答えた領域の実際の正答率を分けて見ておくと、13週間のどこに時間を寄せるかが決まります。無料の20問診断は20問に答えると4科目それぞれの結果が出るので、自己申告とのずれを確かめる用途に使えます(当メディア運営者が提供する無料サービスです)。

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新しい国の試験と比べたときの「レベル」

中小M&A資格試験は、中小企業庁が委託事業として実施する予定の試験で、M&Aシニアエキスパートとは別の制度です。同庁の企画競争募集要領は「本試験は令和8年度試験が初回試験となる」と記載し、委託先には株式会社銀行研修社が採択されています(2026-10-22確認)。企画競争募集要領と検討会資料で示されている想定を並べると、難しさの性質の違いが見えます。

M&Aシニアエキスパート(Web版)と中小M&A資格試験(想定)の比較(受験料は10%消費税込。シニアエキスパート列は金融財政事情研究会Web版・2026-10-22確認、想定列は中小企業庁 企画競争募集要領・2026-10-22確認と検討会第4回資料2・2026-10-09確認、委託先採択結果・2026-10-22確認)
比べる点M&Aシニアエキスパート(Web版)中小M&A資格試験(想定)
受ける条件受講資格6ルートのいずれか+講義の修了未公表
形式CBT・四答択一式50問・120分CBT・4科目まとめて120分、設問数合計は最大60問程度
合格基準100点満点で60点以上総得点の70〜80%程度を想定。科目別の最低基準50%程度。初回は相対評価で判定
扱う領域M&A実務、法務実務・PMI、企業評価・会計・税務M&A実務、財務・税務、法務、倫理・行動規範の4科目(科目ごとの出題割合の想定は中小M&A資格ナビの試験情報で最新を確認できます。当メディア運営者が提供するサービスです)
試験日・費用修了後に受験を申し込み、受験可能期間内に受ける(受験料11,000円)試験日・受験料は未公表。中小企業庁の企画競争募集要領は受験料を「事業期間中に、中小企業庁と協議の上で決定することとする」と記載し、委託先採択結果(2026年5月1日公表)にも金額がない(2026-10-22確認)

想定どおりなら、新試験は合格基準の線が高く、科目ごとに最低基準50%程度の足切りが想定されています。得意科目で点を稼いで不得意科目を埋める取り方が効かない、という意味での難しさです。一方でシニアエキスパートは、受講資格と講義の修了という入口の重さが難しさの中心にあります。

07

注意点・よくある失敗

  • 合格基準が60点だから易しいと考え、受講資格と講義量を見落として申し込みを急ぐ。
  • 出所の書かれていない合格率を難易度の根拠にする(確認した公式ページに記載はありません)。
  • 「法人営業5年以上」の在籍要件を、過去の経験だけで満たすと思い込む(現在も在籍中であることまで求められます)。
  • 講義を見終えれば受験できると考える(すべての講義視聴の修了が条件で、Web版は修了証発行ボタンの押下まで必要です)。
  • 企業評価・会計・税務の講義を最後の週に回し、修了が利用期間ぎりぎりになる。
  • 古い情報をもとに準備する(試験問題は原則として毎年7月1日に、当年4月1日時点の内容に入れ替わると案内されています)。

よくある質問

M&Aシニアエキスパート認定試験は四答択一式50問・試験時間120分・100点満点で60点以上の正解が合格基準で、形式としては択一です(金融財政事情研究会、2026-10-22確認)。難しさは4つの関門に分かれます。受講資格6ルートのいずれかに該当すること、約500ページの講義資料と録画講義を修了すること、120分で択一50問を処理すること、実務・法務・企業評価・会計・税務にまたがる出題領域です。業務で触れていない領域が1つでもあると、そこが負担になります。

M&Aシニアエキスパートの合格率は、金融財政事情研究会のKINZAI Webアカデミーの案内と第103回・第104回の会場版案内(2026-10-22確認)、同会の事業承継・M&Aの案内とCBT-Solutionsの試験ページ(2026-10-18確認)のいずれにも掲載されていません。本記事も推計は示しません。判断の材料にできるのは、合格基準(60点=50問中30問の正解)・出題形式・受講資格・講義量です。

M&Aシニアエキスパートの合格基準は100点満点で60点以上で、数字だけなら金融業務2級 事業承継・M&Aコース(100点満点で70点以上、四答択一式30問+総合問題10題)の方が高くなります。ただしシニアエキスパートは受講資格と講義の修了が前提で、扱う内容も案件化・企業評価の演習・組織再編税制など実務寄りです。合格基準の数字だけで上下は決められません。

金融財政事情研究会は、確認した公式ページに M&Aシニアエキスパートの試験問題やサンプル問題を掲載していません(2026-10-22確認)。判断の材料になるのは、受講資格6ルートのどれに該当するか、そして本記事の準備度チェックリストで洗い出した未学習の領域です。中小M&A資格試験の4科目(M&A実務/財務・税務/法務/倫理・行動規範)は扱う領域の名前が重なるため、その4科目で現在地を測る方法もあります。

M&Aシニアエキスパートの受講資格がない場合は、受験資格の制限がない金融業務2級 事業承継・M&Aコース(受験料7,700円・税込。2027年4月1日以降の受験申込は8,250円、金融財政事情研究会 種目別ガイド、2026-10-18確認)に合格し、事業承継・M&Aエキスパートの認定を得るのが検定からの入口です。2級の仕様は金融業務2級 事業承継・M&Aコースの難易度と受験料で整理しています。

一次資料・参考資料

更新・訂正履歴

  1. 最終確認

    記載の数値・制度情報を、一次資料・公式情報で確認しました。

  2. 初回公開
開示

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