先に結論
結論から言うと、今の段階で高額な対策講座に申し込む必要はありません。中小M&A資格試験は実施団体・試験日・受験料が未公表(2026年8月29日時点)で、公式の対策講座は制度上まだ存在し得ないからです。想定難易度も「一般的な社会人が一定期間の学習で合格できる水準」と公式資料に示されており、現時点の最適解は無料の一次資料での独習です。講座が意味を持つのは、①試験詳細の公表後に内容を確定版へ更新することが保証されている場合、②財務・法務など特定の弱点科目を集中的に補いたい場合、の2条件に絞られます。
この記事の結論
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公式講座は存在しない(実施団体が未公表のため)。「公式」表記の講座には注意。
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想定難易度から見て、多くの人は講座なし(一次資料+演習)で対策を始められる。
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講座を検討してよいのは「試験確定後の更新保証」か「弱点科目の集中補強」の2条件のとき。
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隣接資格の既存講座(シニアエキスパート等)は目的が別。新試験対策の代替にはならない。
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講座費用を払う前に、無料の実力測定で「本当に講座が必要か」を確かめる。
なぜ「まだ選ぶな」なのか:3つの根拠
① 公式講座が構造的に存在しない — 試験は中小企業庁から民間団体への委託方式が予定され、その団体が公募選定中の段階です。実施団体が未確定である以上、「公式カリキュラム」は誰にも作れません。
② 試験詳細が動き得る — 科目・配点・合格基準はすべて「現状案・今後変更が生じうる」と明記されています。今作られた講座は、確定版の公表時に内容がずれるリスクを抱えています。
③ 想定難易度が独習圏内 — 「一般的な社会人が一定期間の学習で合格できる水準」という公式想定は、数十万円の講座を前提にした難関試験像とは異なります。まず独学の進め方を試し、それでも埋まらない弱点にだけお金を使うのが合理的です。
それでも講座を検討するときのチェックリスト
- 試験詳細の公表時に、確定版への無償アップデートが明示されているか
- 準拠資料(検討会資料2・3、ガイドライン第3版)が明記されているか
- 「合格保証」「公式認定」等の、現段階では成立し得ない表示がないか
- 講師・運営者の実名と実務実績が確認できるか
- 価格に含まれる範囲(教材・質問対応・演習)が明確か
- 弱点科目だけを選択受講できるか(全範囲パックの強制でないか)
隣接資格の講座とどう使い分けるか
M&Aシニアエキスパート養成スクールやJMAAのM&A実務スキル養成講座(198,000円)は、それぞれの資格取得を目的とした講座であり、新試験の対策講座ではありません。実務家としての認定・ネットワークが目的ならそれらの検討は有意義ですが(講座型資格の選び方)、「中小M&A資格試験に受かるため」に代用するのは目的と手段のずれです。両試験の関係は事業承継・M&Aエキスパートとの違いで整理しています。
今日からできる「講座いらず」の準備
比較軸をそろえると、判断理由を説明しやすくなります
選ぶ前に条件を確認することで、料金や印象だけで結論を急ぐことを避けられます。
制度・料金・提供内容は更新されます
本記事の数値・制度情報は記載の確認日時点のものです。申込前に各公式ページで最新情報をご確認ください。
よくある質問
現段階では「公式講座は未存在。一次資料での準備を先行し、実施団体公表後に講座を選定する」と報告するのが正確です。本記事のチェックリストを選定基準として使えます。
個人差はありますが、公式の想定難易度と、主教材(ガイドライン)が無料公開されている事実から、「まず独習で始めて、測定した弱点にだけ投資する」順番にリスクはありません。
制度動向の情報収集としては有用です。ただし、その場での高額講座の即決は避け、本記事のチェックリスト(特に更新保証)で持ち帰って判断してください。
一次資料・参考資料
- 一次資料中小企業庁「中小M&A市場の改革に向けた検討会(第4回)」資料2・資料3(2026年3月17日)確認日:2026-08-29
- 一次資料中小企業庁「中小M&Aガイドライン(第3版)」確認日:2026-08-29
- 公式情報金融財政事情研究会 M&Aシニアエキスパート養成スクール確認日:2026-08-29
- 公式情報日本M&Aアドバイザー協会 M&A実務スキル養成講座確認日:2026-08-29
更新・訂正履歴
- 初回公開
記載の数値・制度情報は2026-08-29時点で一次資料・公式情報を確認したものです。更新・訂正時はこの履歴に日付と理由を記載します。
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